シャツのほころび涙のかけら

N.S.P( NSP ) シャツのほころび涙のかけら歌詞
1.みつからないように


2.あの娘をひとりじめ


3.おはじき

作詞:天野滋
作曲:天野滋

身の上話が空を切る
悲しいドラマの ひとコマに似て
この時ばかりと 涙をさそう
君はおはじき 指ではじいた
笑顔のまま 横向いたまま
聞いてないふり しないで
聞いてないふり しないで

誰だって悲しいことはある
わかりきっているはずなのに
僕の悲しみのひとつにも
君は涙を流してほしい
僕に抱かれ黙って抱かれ
聞いてないふり しないで
聞いてないふり しないで

ウウウ……


4.赤い糸の伝説

作詞:天野滋
作曲:天野滋

人は生まれながら 赤い糸で結ばれている
そしていつかは その糸をたどって めぐり会う
しかし その糸は 細くて 弱い

あなたと僕の 小指の糸が
ほどけない様に 結びましょ
明日の朝は 汽車に乗るあなた
別れに涙は つきものと
いやなんだ いやなんだ
やさしいあなたを ひたすら待ち
年をとる悲しい僕に なりそうな気がして
誰にも見えない 赤い糸が
二人をつなぐという

キャラメルほおばり ほほふくらませ
あなたと並んで 歩きましょ
あなたの口びる ひとさし指で
そっとふれても いいですか
だめなんだ だめなんだ
じょうだんも言えずに くだをまく
あなたが女じゃなかったら なぐってやるのに
遠く離れてしまえば 愛も
消えてしまうという

こわいんだ こわいんだ
あなたの写真を みながら
あなたが思い出になってゆく そんな気がして
つながっているだろうか


5.おもいで

作詞:天野滋
作曲:天野滋

こっくりとうなずく僕は
しゃべることを忘れてしまう
スカートのすそつまんで
座るきみ うつむいたまま
まわる おもいでまわる
まわる 静かにまわる
ぐるぐるとぐるぐると
まわる おもいでまわる

遠回りしてきた僕さ
きみと会えて ほんとによかった
別れても 友だちでいよう
月並な 言葉ですが
まわれ おもいでまわれ
まわれ 静かにまわれ
ぐるぐるとぐるぐると
まわれ おもいでまわれ


6.線香花火

作詞:天野滋
作曲:天野滋

はじっこつまむと 線香花火
ペタンと しゃがんで パチパチ燃やす
このごろの花火はすぐに落ちる
そうぼやいて きみは火をつける
浴衣なんか着たら 気分がでるのにね
湯上がりで うちわを片手だったらね
はじっこつまむと 線香花火
僕は燃えかす拾う係りでも

風を背にうけ 線香花火
僕はきみの機嫌が 気になるけれど
こうしてる二人は 絵になるわ
そうつぶやき きみは火をつける
きみの目の中で光っているんだ
こっちの方が本物よりすてきさ

風を背にうけ 線香花火
僕たちの恋も きれいに燃やそうよ
パチパチ光る 線香花火
来年も二人でできるといいのにね


7.シャツのほころび涙のかけら

作詞:天野滋
作曲:天野滋

ほおづえついたテーブルに
涙のかけらが残っているんじゃないか
おもわず息を吸ってみる
きみの匂いが残っているようで
嫌われたからぐちを云っているんじゃない
きみの涙が見たかっただけ
考えては一息にまたいっぱい
頭をかかえてまたいっぱいの酒

風が入ってくるのに窓を開けたまま
夜の空をねころんで見上げ
鼻の頭が凍りつきそう
両手でつつんで息を吹く
嫌われたからぐちを云っているんじゃない
きみの涙が見たかっただけ
へりくつ並べてきみをおこらせて
ほら そのふくれっつら見たかっただけ

シャツのほころび縫うのには
時間がかかりすぎて
何をやってもぐずなんだと
云ったあとで後悔する
嫌われたからぐちを云っているんじゃない
きみの涙が見たかっただけ
考えては一息にまたいっぱい
頭をかかえてまたいっぱいの酒


8.都忘れ


9.始発電車

作詞:天野滋
作曲:天野滋

起きぬけの ホームにひとり
そでの汚れに 吐息が白い
手のひらの キーを放る
レールを めがけ ひといきに

少女のうすい胸が
僕の隠れ家だった
始発電車はまだこない

朝もやが 低く沈む
風がないのは いつもと同じ
ドアしめて 最後に笑う
ほほのえくぼが 目に痛い

少女のうすい胸が
僕の隠れ家だった
始発電車はまだこない


10.ゆうやけ

作詞:天野滋
作曲:天野滋

やんちゃぼうずが走ってく
このかいわいに夕陽がおちる
赤んぼだいた婦人がせわしなく
せんたくものをとりこんで
子供は好きよといったきみの
やさしさがゆれています
あゝ ひさしぶりの夕やけがきれいです

きみはボクのものだよと
小さい電球だけにして
きめられた日課みたいに
口づけするとまた泣いた
へやはせまくてくらしにくいけど
お金をいっぱいためましょうネ
あゝ ボクがかんだうでのきずあといたくなれ

さびしそうねとボクにいったあとの
きみのほうがさびしそうです
あゝ ほんとにひさしぶりの夕やけが赤赤と


11.バスケット・シューズ


12.昨日を今日までを